直感を信じて成り行きで生きてきた私が「本当にやりたいこと」に気づけたわけ

コトツムギでは、「本来の自分でよりよく生きる」をモットーに、これからの人生を考えている全ての人へ、キャリアや生き方をデザインするコーチングサービスを提供しています。

スポーツジムや英語学習でもパーソナルトレーナーがつくようになりました。それと同じように、あなたの人生設計にも専属のパートナーがつく時代です。寄り添いながら、時には人生を丸ごと振り返りながら、あなたらしいこれからを一緒に考えていきます。

今回は、2021年夏期にコトツムギのセッションを終了した黒本さんと、そのパートナーの岸さんにインタビューをしました。自分でも認識していなかった「らしさ」に気づき、次の一歩を踏み出した黒本さん。パートナーとのセッションを通してどのような変化を感じられたのか、その軌跡を追っていきます。


——本日はご協力ありがとうございます。まずは自己紹介からお願いできますか?

黒本さん:黒本と申します。社会人4年目の25歳です。今の趣味はサウナ巡りですが、多国籍料理を食べたりフェスに行ったりと、いろんなものに興味があります。

<黒本さん>

新卒一年目は正社員でシステムエンジニアとして働く。やりがいを感じられずにいたところ、宮崎と首都圏のU29の繋がりを作るプロジェクト「KINAIYO」への参加をきっかけに転職を考え始める。翌年の結婚を機に、一年目で退職を決意。

 

その後、岐阜県へと移住。フリーライター、ライフコーチ、キャリアプランナーという3足の草鞋を履くこととなったが、1人で働き続けることに疑問を持ち、社会人3年目からは東京で転職活動を再開。

 

2020年にライフコーチ職として都内企業へ入社するも、リストラに遭い1年足らずで退職。現在は3回目の転職活動中。

 

   

岸さん:コトツムギのキャリアパートナー、岸と申します。趣味は国内外の田舎へ旅行することです。コロナが終わったらまた海外にいきたいと思っています。

<岸さん>

大学卒業後、ベネッセで3年間営業を経験。「もっと個人への支援をしたい」と思い、転職エージェントのキャリアアドバイザーへと転身。キャリアコンサルタントの資格も持つ。

 

「人」に向き合ってくれるサービス性に惹かれて

——コトツムギのサービスを利用するに至った経緯を教えてください。

黒本さん:働いていた会社を不本意ながら退職することになり、次のことを考えていたのですが、自分のやりたいことが分からずに悩んでいました。

もともとコトツムギさんの存在は知っていたので、改めてサイトを見てみたり、他社さんと比較をして真剣に考えました。比べてみて思ったのは、他社さんは転職が最後のゴールとなっているのに対して、コトツムギさんでは本当にその人と向き合って変化をしていけるプログラムがあるということ。それが決め手になりました。

やりたいことが見つからずヤキモキしていた

——お話を伺っていると、黒本さんはすごくアクティブな方に感じますが、どのような課題があったのでしょうか?

黒本さん:私以外にも抱いている方が多い課題だと思うのですが「やりたいことがない」という悩みがありました。人生を賭してまでやりたいことや、目標と言うものがない。それにずっとヤキモキしていました。「本当の自分はどこにあるんだろう」という感覚がなんとなくあって。25年間、ずっとふわふわしている感じでした。

今までは直感を信じて生きてきましたが、退職を機に「人生の指針を見つける」ことを先にした方がいいんじゃないかと思いました。今までは成り行きで生きてきたけれど、一旦見つめ直した方がいいのかなって思ったんです。

包容力のあるパートナーに安心して心をひらけた

——お互いの第一印象について教えてください。

岸さん:お会いする前、簡単に黒本さんについてはお聞きしてたんですが、必要最低限の情報共有のみでです。コトツムギでは、いつも本人に直接お会いする前に、なるべく固定概念みたいなものを作らないように気をつけてます。なので、第1回目の対面が初めて黒本さんを詳しく知るタイミングでした。

第一印象では、ある意味とても意外でした。黒本さんのような方にもコトツムギを受けたいと言うニーズがあるんだなと。話を聞いていても、自分がやりたいと思っていることに対してどんどんアクションを起こしている。その上、人当たりもすごく良くて。何に対して課題を感じているのか疑問に感じました。

ただ、よくよく話を聞いてみるといろいろなものに興味があるが故に、どれに絞ればいいか定まっていないと感じ取れました。

黒本さん:そんなことまで考えて下さっていたんですね。驚きました(笑)

黒本さん:初回は、私のマシンガントークで岸さんを困らせてしまうほどたくさんしゃべってしまって。そういう中でも、私のことをよく見て捉えてくださったのが嬉しかったです。

岸さんは本当に物腰が柔らかくて、包容力がある方だなぁと思っていて。私がもっと話したい素振りを見せると、絶対に遮らず最後まで聞いてくれて「どうぞどうぞ」みたいに譲ってくれてました(笑)

私が何かに引っかかっていそうだなと感じると、別の角度から質問を投げてくださったり。そういった力は、やはり本職で培った力なんだろうなぁ、と。1回目から心を許してお話しすることができました。

——初回から心を許せるなんて、よほど相性が良かったんですね!ワークは、会話がメインなんですか?

黒本さん:そうですね、6:4か7:3くらいで会話が多いですね。

岸さん:会話がメインで、その中で出てきたキーワードを書き出していくワークが多いです。

心の枷(かせ)が取れ、やりたいことが明確に

——サービスを利用してどういった変化がありましたか?

黒本さん:変化としては、最初は自分に自信がなかったんです。やりたい事はたくさんあるけど、そこに自信が持てていなかった。

ハッキリ言葉にできなかったり、不安が勝っていたのですが、ワークを通して、本当にやっていきたいことが正確に見えてきたのが大きな変化でした。

受講前は「これからどうしよう。何をして生きていこう…」といった未来の不明確さに結構やられてしまっていて、自分の中に心の枷みたいなものがありました。それが、岸さんと話していく中で少しずつ取れていく感覚、「私」を取り戻していく感覚がありました。

これまでの人生で“やっていきたいこと”が見えたことで、「じゃあ今こうしよう」「次はあれをしよう」と選択肢が見えてきたのが大きな収穫でした。本当に受けてよかったなーって思っています。

——岸さんの方でサポートで意識された事はありますか?

岸さん:はい。黒本さんはもっと自信を持っていいなと思っていたのでなるべく客観的な視点で見た黒本さんについて伝えようと意識していました

はじめの黒本さん自身の自己評価は「飽き性、物事が続かない」というものでした。しかし、飽き性と言う割には2年半以上仕事を続けている。僕も3年スパンとかで転職しているので、それぐらいの期間なら珍しくないと思ったんです。

「飽き性」とは言いつつも、ひとつのことに対してある程度継続している。だから客観的に見ると、黒本さんは自分で思っている以上に継続できている。そういう客観的な視点から伝えていけるよう意識していました。

岸さん:回を重ねると、黒本さんの方から関連したエピソードなどが具体的に、詳細に出てくるようになりました。初期よりも自己分析の解像度があがっているという印象でした。

好きなことに関して声のトーンが少し高くなったり、楽しげに話したりするタイミングがあって。そういう部分に関しては、より掘り下げていくようにしていました。

やりたいことは、自分の「軌跡」にあった

——1番印象に残った課題はなんですか?

黒本さん:ひとつ挙げるとするなら、「今までの人生の中で好きと感じた行為とテーマ」をブレインストーミングのようにすべて書き出して、その中からベスト5を選ぶワークです。

黒本さん:先ほど岸さんもおっしゃっていたように、やりたいことや楽しかったことが関連付いてたくさん出てくるようになりました。その分、絞るのが大変でなかなか決まりませんでした。

岸さん:「行為とテーマ」という好きなものをピックアップするワークのことですね。そのワークをする前にライフチャートも書くんですが、これまでの人生の変遷を詳しく聞いていくワークなんです。そういった自分の軌跡を踏まえて、好きなものを挙げていきます。

チャートを見ながら、とにかくワーってたくさん書くのですが、皆さん結構時間がかかります。黒本さんは特に思い出がでてくる方だったので、次回までの課題としてやってきてもらったりもしました。

「第三者だから」全てをさらけ出せた

——お互いの印象の中で、変化した部分はありましたか?

黒本さん:岸さんは終始一貫していたので、初対面の時から「包容力のある方」というイメージでした。

——岸さんはありました?

岸さん:後半になるにつれ、よりご自身の思いや本音に近づいてきたなと感じていました。好きなものや関心のあるものが、本音で出てきていたなと。

黒本さん:そうですね。ライフチャートを作成するなかで、どこまでさらけ出せばいいんだろう…思っていたんです。まだ面談2回目でしたし。ただ、「まあ、この人になら全部ぶちまけてしまってもいいか」と思ったんです(笑)

第三者的立場で近すぎないし、じっくり耳を傾けてくれる。普段なら話しにくいことも全て話してしまったので。そういうところまで含めて、全て話せたのは自分の中での変化の一つです。

経歴を活かして「ならでは」の仕事を

——具体的なお仕事のイメージにもつながってるんですか?

黒本さん:つい先日に最後のワークがあったんですが、そこでやりたいことを3つに絞れました

ひとつ目は、人と対話をする仕事。人と関わる仕事がしたいので、ざっくり言うとコーチングですかね。

ふたつ目は、人に寄り添う仕事。この人にとって何がベストなのかを考えたり、影響したりする仕事に興味があるなと気づけました。何に対してのアドバイスをするか、具体的には決まっていませんが、アドバイザーみたいな仕事にも興味が出てきています。

最後は、もともと地方に移住していたこともあって、そのうちにまた地方に行くんじゃないかなって思っています。移住のハードルを下げるためにこれまで様々なイベントに参加してきましたが、自分が提供する側になりたい気持ちに気づきました。コミュニティーマネージャー的な。

まとめると、①人と対話をする仕事、②人に寄り添う仕事、③イベント運営などのコミュニティマネージャーといった感じです。

岸さん:黒本さんの強みであり「黒本さんならでは」の話なんですが、社会人1年目で正社員のSE、その後フリーランスになって、都内から地方への移住。ライターの経験もあって、コーチングの仕事もされている。そこからまた、岐阜から関東に戻って…というように様々な経験を積まれている。

コロナの影響もあって、地方移住もこれまでより進んでいます。そこにおけるアドバイスを、黒本さんなら現実的な話を含めてしていける。そういう一つ一つの貴重な経験値をお持ちだなと思っています。

そのあたりを複合していくと、黒本さんだからこそできることがあると思っています。コーチング、アドバイザー、イベンターなど。話を聞いていて、向いているんじゃないかと思いました。

ここまで読んでいただいた方に向けて

——最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

黒本さん:コロナウイルスなど、目まぐるしく変化していく現代の中で、生き方や働き方って本当に多種多様だと思います。本当に一人ひとりにとって良い生き方、働き方ってあるんじゃないかなと。

それにたどり着くサービスとして、コトツムギさんは本当に皆さんにオススメできるサービスだと身をもって体感しました。これからどうやって生きていこうかなって悩んでいたり、1人で考えるのが難しいという方は、ぜひこのサービスを使ってもらえたら嬉しいです。

岸さん:転職ってかなり一般的になってきました。ただ転職をする前に、自分の軸、興味関心を改めて見直しておいた方が良いと思います。そういう時、コトツムギはそこに役立つサービスが提供できます。

転職を検討している方も、まだ転職を考えていない方も、「自分の軸ってなんなんだろう?」ってモヤモヤされている方はぜひ受けていただきたいです。

あと、コトツムギのキャリアパートナーは完全に第三者の立場です。家族や友人、同僚や上司といった近しい人だから話せないこともある中で、第三者だから話せる内容がある。その中から自分の軸みたいなものが見えてくるところもあると思うので、ぜひ受けていただきたいなと思っています。

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コトツムギでは、今後も随時受講生を募集中です。

生活している中で、「私、今のままでいいのかな?」という思いがあるならぜひ一度問い合わせをしてみてください。優しく頼り甲斐のあるスタッフさんが、あなたの力になってくれます。

こちらのページよりお問い合わせ下さい。

投稿者プロフィール

沙海 静香
駆け出しライターです。梅雨生まれの晴れ女。人の人生と交差する瞬間を大切に、「人の想い」を紡ぎます。

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