コトツムギについて

代表メッセージ

私はコトツムギのサービスをリリースするにあたって、延べ500人以上の方々と面談をしてきました。その面談の中で一番印象に残っているのが、30代男性で不動産営業をされている方でした。「確かに、お金に困る事はないし、今の自分は生きていくだけの豊かさはあると思います。でも、朝から晩まで好きでもない仕事をこなして、仕事が終わればSNSや動画を見て、寝るだけの毎日なんです。ただ、それだけの繰り返し。自分の人生ってこれでいいのか分からなくなって… このままでは自分の人生は、何か空っぽの、虚しいものになってしまう気がしてしまうんです」というような内容でした。

戦後から高度経済成長を遂げ、バブルが弾けるまで日本は国をあげて経済的に豊かになることを目標として頑張ってきました。戦後から高度経済成長までは、食べるものもなく、モノを買うことができるということが、幸せに直結していました。ただ、高度経済成長の時は確かに、頑張れば頑張るほど、そこに幸せが待っていたのかもしれません。

多くの大人たちが言っていた「いい大学に入って、いい会社に就職して、たくさんお金を稼いで幸せになれる」と言うのは、当時の日本人にとって真実だったのかもしれません。その結果、物質的に豊かにはなったものの、日本は永遠と続く終わりのない競争社会を作り上げたように思います。

人間の欲望とは際限りなく、自分が得たものを失うことを何よりも恐れます。
たくさん勉強して、いい大学に入って、いい会社に入っても、今度はその会社の中で落ちこぼれないように、永遠と競争し続けなければなりません。ある程度の収入を手に入れることができたら、もっとたくさんの収入が欲しくなるし、ある程度の地位になれば、もっと高い地位が欲しくなる。人間は自分の欲望とずっと、いたちごっこをしなければなりません。

とてもこれでは納得できないというような仕事内容や、自分の心と体の健康が脅かされたり、家庭を崩壊に招くような過度の残業があったとしても、自分の仕事を放棄することができません。自分の大切な人と会話をする暇もない位、忙しい毎日だったとしてもです。

たとえ今の状況がおかしいと頭ではわかっていても、苦労して手に入れた今の自分の仕事を手放す事は、まるで今までの自分の人生や頑張りを否定しているような気分に無意識になってしまいます。私たちにとって、自分の仕事を放棄する事は、ものすごく勇気の要ることです。

「この生活を維持するために、こんなにも頑張って私の人生のその先に幸せなんてあるのだろうか？」と思っている人は、私が面談をしてきた中で決して少なくはありませんでした。お金のためだけに働いていても幸せになれないということに、なんとなく気づいてしまっている今の私たちの世代はただなんとなく頑張って働くということに強い虚しさを感じてしまうのかもしれません。

これらのバランスが取れる、一人一人にあった働き方が必要だと思いませんか。そのために今の日本人に本当に必要な事は各々が、自分は○○のために生きている！！と思える、「自分の人生のテーマ」や「自分自身の生きがい」というものをどう描くことができるのかこそが1番大切だと考えています。だからこそこれを読んでいるあなたの本音と向き合うサービスを作りました。仕事という切り口から、あなたの生き方を本気で考えてみませんか。

自分の人生を充実させることが出来るのは、自分と本当に向き合った人だけです。

コトツムギのサービスは、心理学の知識だけではなく、キャリアパートナーや私自身の経験、そしてたくさんのクライアントの方達との経験を含め、今まで経験してきたものの中でも1番大事なエッセンスだけを選出したものになっています。

もしあなたが「やりたいことがわからない」と悩んでいるのならコトツムギのサービスは必ずあなたにとって意味のあることです。実際に効果があることだけをワークにしているので、多少耳が痛いと思うところもあるかもしれないですが、最後までお付き合いしていただけるとうれしいです。